Util

インタフェース: Peach_Util_Map

定義: /Peach/Util/Map.php

キーと値のマッピングを管理するインタフェースです. API は java.util.Map を参考にして作られています.

このインタフェースを使うと, 今まで配列を使って

  1. $value = isset($arr[$name]$arr[$nameNULL;

と書かなければならなかったコードが

  1. $value $map->get($name);

に簡略化できます. (※ E_NOTICE を無視する場合はこの限りではありません)

PHP の配列機能との違いはその他に以下のものがあります.

  • 実装クラスによっては Java の Map のように任意のオブジェクトをキーとして利用できる. (Peach_Util_HashMap など)
  • 値を取得する際, マッピングが存在しない場合にデフォルト値を適用できる.
  • 配列の操作に多態性 (ポリモーフィズム) を持たせることが出来る.

原則として, キーに可変オブジェクトを使わないでください. キーに設定した可変オブジェクトが外部から変更された場合の動作は保証されません.

メソッド

メソッド 詳細

clear

line 96

void clear()

このマップを空にします.

Tags

  • access : public

containsKey

line 85

bool containsKey(mixed $key)

指定されたキーによるマッピングが存在するかどうかを調べます.

マッピングが存在する場合に TRUE を返します.

Tags

  • return : マッピングが存在する場合に TRUE
  • access : public

引数

mixed   $key   キー

entryList

line 124

array entryList()

このマップのすべてのエントリーを Peach_Util_MapEntry オブジェクトの配列で返します.

Tags

get

line 62

mixed get(mixed $key, [mixed $defaultValue = null])

指定されたキーにマッピングされている値を返します.

マッピングが存在しない場合は $defaultValue を返します.

Tags

  • return : 指定したキーに関連づけられた値. 存在しない場合は引数のデフォルト値.
  • access : public

引数

mixed   $key   キー
mixed   $defaultValue   マッピングが存在しない場合の代替値 (デフォルトは NULL)

keys

line 116

array keys()

このマップに登録されているすべてのキーを配列で返します.

返される配列に対する操作はこのオブジェクトに反映されません.

Tags

  • access : public

put

line 69

void put(mixed $key, mixed $value)

指定されたキーと値を関連づけます.

Tags

  • access : public

引数

mixed   $key   キー
mixed   $value   指定されたキーに関連づける値

putAll

line 76

void putAll(Peach_Util_Map $map)

指定されたマップのマッピングすべてを登録します.

Tags

  • access : public

引数

Peach_Util_Map   $map   登録対象のマップ

remove

line 91

void remove(mixed $key)

指定されたキー名によるマッピングが存在する場合に, そのマッピングを削除します.

Tags

  • access : public

引数

mixed   $key   キー

size

line 102

int size()

登録されているマッピングの個数を返します.

Tags

  • access : public

values

line 109

array values()

このマップに登録されているすべての値を配列で返します.

返される配列に対する操作はこのオブジェクトに反映されません.

Tags

  • access : public